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2022/02/16

日本酒一合の量は何ml?一合あたりのアルコール量や「尺貫法(しゃっかんほう)」の数え方

日本酒一合の量は何ml?一合あたりのアルコール量や「尺貫法(しゃっかんほう)」の数え方

お店などで日本酒を注文する際は一合ずつ頼むことが一般的です。

この馴染みのある一合という単位ですが、mlなど他の単位で表すと一体どのくらいなのでしょうか。


今回は一合の量をほかの単位で換算するとともに、「合」以外の日本の伝統的なお酒の量の表し方をご紹介します。


日本酒一合に含まれるアルコール量などもあわせてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。


日本酒1合=180ml


日本酒1合=180ml

日本酒を量る際に使われる「合」という単位ですが、これを一般的なmlに換算すると180mlとなります。


1mlは1gなので、重さで考えると一合は180gとも表すことができます。


ちなみに一般的な缶コーヒーが一本あたり185〜190ml前後なので、日本酒一合とちょうど同じくらいの量といえます。


その他のお酒の単位


1,000mlは1Lと言い換えることができるように、「合」という単位もそのほかの単位に換算することができます。


ここではその他のお酒の単位をご紹介します。


升(しょう)

合が10個集まると、単位が変わって「升(しょう)」で表すことができます。


一升瓶という瓶がありますが、その名の通り「一升(=十合)」のお酒が入っています。

つまり一升瓶は一合徳利10個分と言い換えることができます。


一升を「ml」に換算すると「1,800ml」なので、2Lのペットボトルよりもやや少ない量をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。


斗(と)

升が10個集まると、さらに単位が変わって「斗(と)」で表すことができます。


こちらは一斗缶をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。

つまり、一斗缶は一升瓶10本分、一合徳利100個分の容量ともいえます。


一斗は「ml」に換算すると「18,000ml」つまり「18L」ということになります。


石(こく)

さらに斗が10個集まると「石(こく)」という単位に変わります。


江戸時代に石高といって各藩の豊かさを表す単位としても使われていた石ですが、18Lの一斗缶10個分なので実に「180L」に換算することができます。


ここまでくると日常生活ではなかなかお目にかからない量かもしれませんが、実は酒蔵の製造量を表す際には「石」が単位として使われています。

この石高で酒蔵の製造規模の目安を推し量ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。


勺(しゃく)

実は合よりも少ない量を表す単位も存在します。

それは一合の十分の一にあたる「勺(しゃく)」です。


一勺あたり18mlと非常に小さな量を表す単位で、一合の半分は「五勺」とは呼ばず「半合」と表されることも多いなど今では使われる機会が減りつつある単位です。


日本酒の単位「尺貫法」


日本酒の単位「尺貫法」

合や升、斗などを使ってお酒を数える日本独自の方法は「尺貫法(しゃっかんほう)」と呼ばれています。

この「尺貫法」が辿った歴史についてご紹介します。


尺貫法の歴史


尺貫法は元々中国で用いられていた測量法で、日本では701年の「大宝律令」のなかで「尺・升・斗」が制定されました。


ただし当時の単位は合が含まれていないことからも分かるように少々基準が異なっていました。


現在と同じ尺貫法は1891年に公布された「度量衡法」で定められました。

しかしその後1959年に改正された「計量法」で商取引では「ml」や「L」を使うよう定められたため、現在は日常で目にする機会が少なくなりました。


それぞれのアルコール量を計算


それぞれのアルコール量を計算

お酒を飲む際にやはり気になるのはアルコール量かもしれません。


一合や一升あたりのアルコール量について詳しく解説します。


一合=180mlの場合


アルコール量はこちらの計算式で算出することができます。


『お酒の量(ml)×(アルコール度数(%)÷100)×0.8』


そのためひとえに一合あたりのアルコール量といっても、お酒自体のアルコール度数によってその値は変化します。


日本酒の一般的なアルコール度数は15度前後なので、これを上の式に当てはめると

『{180(ml)×15(%)÷100}×0.8=21.6(g)』

となるので、日本酒一合(180ml)あたりのアルコール量は約21.6gといえます。


ちなみにそのほかのお酒はどうかというと、ビールは平均的なアルコール度数が5%程度なので14.4g程度、ワインは平均的なアルコール度数が12%程度なので17.3g程度のアルコールが一合あたりに含まれています。


厚生労働省が基準飲酒量として定めている1日あたりの平均アルコール量は約20gです。


あくまでも基準ではありますが、日本酒の場合は一合分がちょうど基準飲酒量に相当するのでぜひ参考にしてください。


日本酒1合のカロリー


ちなみに、日本酒一合あたりのカロリーは約184〜191kcal程度です。

焼酎一合あたりのカロリーは371kcalなので、日本酒の方が低カロリーであるといえます。


しかし「焼酎は太りにくく日本酒は太りやすい」という話を聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この矛盾の秘密は、カロリー以外の部分に隠されています。


こちらの記事では、日本酒のカロリーやお酒と体重増加との関係性について詳しくご紹介しています。

太りにくいおすすめの日本酒の飲み方もご紹介しているので、ぜひこちらもチェックしてください。

▶︎日本酒一合のカロリーってどれくらい?太りにくい日本酒の飲み方を解説


一升=1800mlの場合


同様に、先ほどご紹介した計算式を使って日本酒一升あたりのアルコール量を計算してみたいと思います。


一升は十合、つまり1,800mなので、式に当てはめて計算すると以下のようになります。

『{1800(ml)×15(%)÷100}×0.8=216(g)』

計算結果より、日本酒一升あたりのアルコール量は216gであることがわかりました。


一合徳利に入る量は?


一合徳利に入る量は?

日本酒をいただく際にお馴染みの一合徳利ですが、実はぴったり一合分のお酒が入っているとは限りません。


飲食店では「八勺燗」といって一合徳利の八分目程度までお酒を注いで提供しているケースが多いです。

一合の8割程度というと、150ml程度の量に当たります。


一合きっちり日本酒を提供している場合の目印は「正一合(しょういちごう)」というフレーズです。

これは一合きちんと測って提供していることを表す言葉なので、メニューなどに正一合と謳っているお店を選んでみるのもおすすめです。


日本酒1合のアルコールが抜けるにはどれくらいかかる?


日本酒1合のアルコールが抜けるにはどれくらいかかる?

日本酒一合あたりのアルコール量は21.6gで、ちょうど厚生労働省が定める基準飲酒量と同じくらいであるとお伝えしました。


では、一合分のアルコールが体外に排出されるまでにはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。


目安としては体重60kg〜70kgの成人が1時間で処理できるアルコール量は約5gとされています。


従って日本酒一合を分解し排出するまでにはおよそ4時間が必要になるといえます。


ただしアルコールの分解スピードは個人差が大きく、睡眠時は速度が低下するので運転を控えている方などは多めに時間を見積もっておく必要があります。


日本酒一合は180ml!自分の身体と相談して飲む量をコントロールするのも大切


日本酒を飲む際に馴染みのある一合は約180mlで、缶コーヒーと同じくらいの量です。


合以外に「升」や「斗」などお酒を表す単位には種類があり、これらは「尺貫法」と呼ばれる日本で伝統的に用いられてきた呼び表し方です。


日本酒一合に含まれるアルコール量は厚生労働省が定める基準飲酒量に相当するので、自分の体調や運転等のスケジュールをふまえて楽しめる量を調節するのが大切です。


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