一生に一度は飲んでみたい!幻の日本酒10選をその魅力とともにご紹介

みなさんは「幻の日本酒」と聞いてどのようなものをイメージされるでしょうか。
なかなか手に入らない希少なお酒で、多くの人に愛される格別な味わいをご想像されるかもしれません。
今回は日本国内のみならず世界中で多くの人が「飲んでみたい」と切望する、幻の日本酒を厳選して10種類ご紹介します。
幻と謳われる理由もあわせて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 なぜ「幻の日本酒」と呼ばれるのか
- 2 幻の日本酒10選
- 2.1 ①驚異の精米歩合0%台!「零響(れいきょう)」(宮城県)
- 2.2 ②シリーズを通して入手困難?「十四代」(山形県)
- 2.3 ③海外で評価され一躍全国区に!「新政」(秋田県)
- 2.4 ④県内の酒米を積極的に採用!県の代表的な日本酒に「田酒」(青森県)
- 2.5 ⑤品評会で複数の金賞受賞!「而今(じこん)」(三重県)
- 2.6 ⑥獺祭(だっさい)の中でも入手困難!?「獺祭 早田」
- 2.7 ⑦個人ではなかなか買えない?「花陽浴(はなあび)」(埼玉県)
- 2.8 ⑧少量生産のため入手困難?「射美(いび)」(岐阜県)
- 2.9 ⑨「無ろ過生原酒」ブームの先駆者!「飛露喜(ひろき)」(福島県)
- 2.10 ⑩デザートワインにも例えられる珠玉の銘酒!「村祐(むらゆう) 黒」(新潟県)
- 3 幻と謳われるにはわけがある!世界に誇る絶品の日本酒
なぜ「幻の日本酒」と呼ばれるのか
ひとえに「幻の日本酒」といっても、その幻たる所以はさまざまです。
ここでは絶品の日本酒が幻と呼ばれるようになった主な背景をご紹介します。
生産量が少ない
そもそも生産されている量が少ない日本酒は流通量が少なく、希少価値が高まります。
特に幻と称される日本酒の数々は、職人たちが非常に多くの時間と技術を投じて造り上げたものばかりで、大量生産というわけには行きません。
例えば宮城県で製造されている「零響(れいきょう)」は、なんと5297時間(221日)という果てしない月日をかけて精米されたお米を使用して造られています。
驚異の精米歩合0%を誇る零響は、その製造の難しさから333本限定というまさに幻の日本酒です。
この零響のように高度な技術と多くの時間をかけて生み出される珠玉の銘酒は、その製造の難しさゆえに流通量が限られ、幻と謳われています。
地元でしか流通していない
日本酒の中には、地元でのみ流通しているものも多いです。
決して大きくはない老舗酒蔵で、伝統を受け継いだ職人たちが一つ一つ丹精込めて生み出した名酒の数々は、生産量の少なさゆえに限られた地域でしか手に入りません。
中には特約店と呼ばれる一部の酒屋さんでしか販売されていないものもあり、日本酒を求めてその地域へと足を運ぶ旅行客も多くいるほどです。
人気があり品薄になっている
その高い人気ゆえに、販売や予約の開始直後に売り切れてしまう日本酒も多くあります。
愛好家たちの評判に応えて職人たちが日々製造を重ねても、それ以上に多くのファンが入荷を心待ちにしています。
多くの人が常に手に入れようと臨むからこそ購入が難しい銘酒の数々は、幻と謳われるのも頷けます。
品評会などで賞を取っている
お酒の美味しさを競う品評会は、全国の酒蔵から寄せられた自慢の銘酒がしのぎをけずる、まさに日本酒愛好家必見のイベントです。
そんな大注目の品評会は「全国新酒鑑評会」や「全米日本酒歓評会」、「MILANO SAKE CHALLENGE」などその規模は国内外に及びます。
プロに評価された銘柄は、多くの人が競って買い求める幻の銘酒といえるでしょう。
幻の日本酒10選
幻と謳われる、誰もが一度は飲んでみたい珠玉の銘柄を厳選して10種類ご紹介します。
①驚異の精米歩合0%台!「零響(れいきょう)」(宮城県)
お米の美味しさを極限まで極めた「零響」は、国内外の数々の賞を受賞する名酒を世に送りつづける宮城県の新澤醸造店がこだわり抜いて生み出した最高級日本酒です。
お米の芯を傷つけないよう高度な技術によって精米を重ね、精米歩合0.85%、つまり一粒のお米の99.15%を削りとって造られています。
そんなお米の最も美味しい部分だけを集めたこだわりの銘酒がこの「零響」です。
精米歩合と日本酒の味わいの関係については、精米歩合とは?基礎知識からマニアックな知識まで徹底解説の記事で詳しく解説しているのでぜひあわせてチェックしてください。
こちらの零響特設サイトでは、米本来の香りにこだわった零響のテイスティングについて詳しくご紹介しています。
ぜひこちらも参考にしてみてください。
さくら酒店のオンラインショップでは、この幻の日本酒「零響」をご用意しております。
限定出荷のため毎年予約が殺到するので、ご興味をお持ちの方はお早めにお求めください。
②シリーズを通して入手困難?「十四代」(山形県)
誰もが一度は聞いたことがあるであろう銘酒「十四代」は、山形県の老舗酒蔵である高木酒造が誇る幻の日本酒です。
フルーティで上品な甘さが魅力の十四代は、季節限定品など多くのシリーズが生み出されているのも特徴です。
どれをとってもお米の甘味と香りが楽しめるので、ぜひ一度ご賞味あれ。
③海外で評価され一躍全国区に!「新政」(秋田県)
秋田県に嘉永五年(1852年)から蔵を構える老舗酒蔵「新政酒造」では、徹底的な温度管理のもと販売される生酒「新政No.6」シリーズなどが人気です。
鮮度にこだわったNo.6の甘味と酸味は、海外での日本酒ブームを牽引する珠玉の味わいです。
そんな海外での評判も相乗効果となり、日本でも全国的に知れ渡る幻の銘酒となりました。
④県内の酒米を積極的に採用!県の代表的な日本酒に「田酒」(青森県)
地元のお米を積極的に使用し、幻の品種「古城錦」や「華想い」など青森でしか生産されていない酒米を活かした「田酒」はその力強い味わいが魅力です。
醸造用アルコールや醸造用糖類を一切使用せず、米が持つ旨味と香りが凝縮された味わいに、国内外問わず多くのファンが心を奪われている銘酒です。
⑤品評会で複数の金賞受賞!「而今(じこん)」(三重県)
丁寧な手造りにこだわり江戸時代から伝統製法を受け継ぐ老舗酒、木屋正酒造で生み出されるこの而今は、「全国新酒鑑評会」「SAKE COMPETITION」などいくつもの賞の常連でもある幻の銘酒です。
日本酒の発酵を止める火入れを職人技の絶妙なタイミングでおこなうことで、生のフレッシュ感をそのままに、酸味を抑えた甘味のあるフルーティな味わいが楽しめます。
⑥獺祭(だっさい)の中でも入手困難!?「獺祭 早田」
「幻の日本酒」ブームを牽引した存在ともいえる人気銘柄「獺祭」ですが、中でもその入手の困難さを極めているのが「獺祭 早田」です。
純米大吟醸ながらもフルーティで豊かな香りが特徴で、お手頃な価格からも日本酒の人気を大きく高めた存在といえます。
獺祭シリーズは近年ではようやく入手しやすくなりましたが、こちらの早田は防腐剤を一切使わず「煮酒」と呼ばれる伝統製法で造り上げられたプレミア品です。
他にも最高級ライン「獺祭 その先へ」なども同じく高い人気を誇っているのでおすすめです。
⑦個人ではなかなか買えない?「花陽浴(はなあび)」(埼玉県)
埼玉県にある家族経営の小さな酒蔵で製造される「花陽浴」は、甘味と酸味のバランスが良く日本酒初心者や女性の間でも人気を集める銘酒です。
「あらばしり」と呼ばれる澱(おり)が絡み濁った色合いと旨味が特徴で、生産量の少なさからなかなか手に入らない幻の日本酒に数えられています。
⑧少量生産のため入手困難?「射美(いび)」(岐阜県)
「日本一小さな酒蔵」として有名な、父と息子の二人で伝統を受け継ぐ老舗酒蔵「杉原酒造」が誇る大人気の銘酒「射美」は、「揖斐の誉(いびのほまれ)」という独自の酒米と「揖斐川」の伏流水を使って生まれるとろりと濃厚な味わいが魅力です。
まるでデザートワインのような果実味のある甘味と程よい酸味が愛されるこの射美は、酒米「揖斐の誉」の収穫量が少ないため生産量に限りがあります。
そんな幻の射美はさくら酒店のオンラインストアでもご用意しています。
毎年12月~4月ごろにかけて、毎月抽選販売 もしくは 先着販売を行っております。
数に限りがあるため、お求めの方はこちらの販売情報をご確認ください。
⑨「無ろ過生原酒」ブームの先駆者!「飛露喜(ひろき)」(福島県)
加熱処理やろ過をしない「無ろ過生原酒」のブームを巻き起こした先駆者でもある「飛露喜」は、福島県会津地方の老舗酒蔵「廣木酒造本店」が誇る幻の日本酒です。
古くから日本酒造りが盛んな会津の伝統が注ぎ込まれた飛露喜は、無ろ過生原酒ならではの透明感のあるボディや鮮烈な飲み口ながらもバランスの取れた味わいが魅力。
正規取扱店のみの限定流通という希少性から、幻と謳われる銘酒です。
⑩デザートワインにも例えられる珠玉の銘酒!「村祐(むらゆう) 黒」(新潟県)
新潟の日本酒は「淡麗辛口」であると知られていますが、こちらの「村祐」シリーズは柔らかい口当たりと控えめな甘味が織り成すやさしい味わいが魅力の銘酒です。
特に年に一度、12月に限定販売される「村祐 黒」は、村祐シリーズの優しい味わいを残しつつも甘味をしっかりと感じられると大人気です。
クリスマスやお正月などの華やかなシーンにも人気の幻の一本です。
幻と謳われるにはわけがある!世界に誇る絶品の日本酒
日本酒の中でも滅多にお目にかかれない幻の銘酒をご紹介しました。
ぜひ今回ご紹介したものを参考に、珠玉の銘酒を味わってみてください。
さくら酒店では、一人一人のお好みに合わせてお酒のプロがおすすめの銘酒をご案内いたします。
「零響」や「射美」をはじめとする幻の日本酒もご用意しているので、ぜひオンラインストアをご覧になってください。
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