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株式会社 せんきん(栃木県さくら市馬場106)
1806年創業。平均年齢30歳の若きチームが、「古くて新しいものづくり」を掲げ、現代的でモダンな技術と古き良き時代のクラシックな技術を融合した酒造りを行っております。木桶を用い、酵母を添加しない完全無添加の「生酛」造りにより、米の持つ力を引き出す酒造りを目指しています。また、清酒製造業は農業の延長線上にあるという考えから、原料米を仕込み水と同じ水脈上の田圃で育てられた米に限定した「ドメーヌ・さくら(蔵を構える栃木県さくら市産)」をコンセプトに、古代米である「亀ノ尾」を中核としたオーガニック農法にも取り組んでいます。
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八戸酒造株式会社(青森県八戸市)
「陸奥八仙」醸造元
元文5年(1740年)、初代駒井庄三郎が青雲の志で近江の国を出て、陸奥の地にて酒造りの修行に入ったのが始まり。麹屋としての創業が1775年。現在、8代目庄三郎は青森県の地酒として県産の米と酵母にこだわり(使用するお米はすべて青森県産)、仕込み水は八戸・蟹沢地区の名水を使用した、時代が求める環境と健康に配慮した安全で美味しい酒造りに挑戦しています。2019年度 全米日本酒歓評会での準グランプリ、International Wine Challenge 2019での金賞受賞をはじめ、世界の名だたるコンテストでの受賞歴を誇る蔵元です。 -
合名会社 森喜酒造場(三重県伊賀市)
酒蔵の娘に生まれた森喜るみ子さんは幼いころより酒造りを見て育ちました。蔵を継ぐ決意をして英樹さんとご結婚され、戦後初めて純米酒のみを醸す蔵となった神亀酒造から酒造りの指導を受けました。「るみ子の酒」(平成3酒造年度より)は、漫画「夏子の酒」に感銘を受けたるみ子さんが作者の尾瀬あきらさんに手紙を送ったことで生まれたお酒です(ラベルデザインも尾瀬あきらさんのご厚意によるもの)。年間の生産量は一升瓶換算でわずか2万本という小さな蔵で、近代設備はほとんど持たず、一本一本を昔ながらの手造りで醸してます。地元契約農家と共に自営田で無農薬無肥料の山田錦を育てていることも特筆すべきところ。常温からお燗にして美味しい、芯のしっかりと通った酒造りを目指しています。
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所酒造合資会社(岐阜県揖斐郡)
「房島屋」醸造元
創業明治初頭、昔ながらの屋号である房島屋をはじめとする手造りの酒造りを追求する所酒造。5代目蔵元杜氏の所優さんのもと、若い造り手たちが手間暇をかけて小仕込みをする蔵です。食生活の多様化に合わせて肉料理にも合うような酒質設計を目指し立ち上げた「房島屋」は、都内を中心に人気を博しています。年間250石(1石=一升瓶100本)という小さな酒蔵の挑戦は続きます。 -
米澤酒造株式会社(長野県上伊那郡)
「今錦」醸造元
創業明治40年、南アルプスに囲まれた自然豊かな土地に蔵を構える米澤酒造。地域、米生産者、蔵元が想いをひとつに手を携えて生み出す「今錦」は、日本の美しい原風景がそのまま酒になったようなノスタルジーを掻き立てる味わい。地元で収穫された酒米を南アルプスの湧水で仕込み、今では珍しい和釜による蒸しや酒槽(さかぶね)による搾りなど、許す限り人手をかけ、他のどこにもない個性に溢れた酒造りを目指しています。特に数量限定の「おたまじゃくし」シリーズは、おたまじゃくしが成長するように季節によって変わるその味わいとラベルに注目です。