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杉原酒造株式会社(岐阜県揖斐郡大野町)
「射美」醸造元
年間(25酒造年度)製造量約30石(一升瓶換算でわずか3000本)という日本一小さい酒蔵。現5代目蔵元の杉原慶樹氏は青年海外協力隊で3
年間活動したのち、造り酒屋の跡取りとして日本の文化である日本酒を守りたいという想いに駆られ、2003年に岐阜県揖斐(いび)郡の自身の蔵へ戻ります。酒造りの廃業を考えていた先代を説得し、まずは外か中か分からないほどに壊れていた蔵の建物を自分で直すところから始めました。他蔵での修行経験がないため、独自に試行錯誤を繰り返し、多量のデータを蓄積し検証する日々。さらに岐阜県農業試験場の職員で米オタクの高橋宏基氏の20年にわたる研究の末に生み出された「揖斐の誉」という酒米(山田錦と若水の交配種)を地元契約農家と協働で栽培に成功。2009年、「射美」が誕生。 -
株式会社WAKAZE(本社: 山形県鶴岡市、東京営業所: 東京都世田谷区)
日本酒を世界に広めることを目指し、活動しているチーム「WAKAZE」。
酒蔵の若手従業員を指す「若勢」と、「和の風」の意味があります。
若者の視点から日本酒文化に風を吹き込み、日本酒を世界に誇れる文化と育て上げて行きたいと考え2016年1月に創業。山形にオフィス、三軒茶屋に醸造所という全く新しい形でのスタートを切りました。2019年5月、ワールドビジネスサテライトにも取り上げられました。 -
株式会社中勇酒造店(宮城県加美郡加美町)
「天上夢幻」醸造元
蔵元の中島氏は、初祖を藤原鎌足を末裔として、奥州探題「大崎氏」の家臣を受け継ぐ家系の26代目当主。500石の比較的小さな蔵ですが、品質第一を社是として伝統の手造りを守り、淡麗な中にも繊細で味のある酒を醸すことを目指しています。 -
五十嵐酒造株式会社(埼玉県飯能市)
「天覧山」「五十嵐」醸造元
1897年、東京の小澤酒造(澤乃井)に勤めていた初代が独立して酒造りを始め、1937年に現在の埼玉県飯能市に移転。名栗川と成木川の合流点に建つ蔵は、澄み切った空気と素晴らしい大自然に囲まれ、井戸から汲み上げる奥秩父からの伏流水と共に「天覧山」を育んできました。 -
株式会社林本店(岐阜県各務原市)
創業大正9年、蔵元は5代目女性社長の林 里榮子さん。長年、「榮一」という銘柄で地元に愛されてきましたが、平成23酒造年度より地酒専門店限定流通ブランドとして「百十郎」を立ち上げ。平成25酒造年度より杜氏が替わり、より洗練された味わいに。首都圏はもとより、海外からも引き合いが多く、実はあのデヴィットベッカム夫妻もこの蔵の酒をお気に入りだとか。夢はワールドワイドに広がって行きます。平成30年度より、酒母造りから搾りまでを一貫して冷蔵で行うことのできる新蔵「猩々蔵」を新設。すべての商品を瓶燗火入れに切り替え、酒質が格段に向上しました。