清水清三郎商店株式会社
目次
「作」醸造元
創業は1869年。鈴鹿山脈の清冽な伏流水と伊勢平野の良質な米に、恵まれた鈴鹿の地は古くから醸造業が栄えましたが、その多くは廃業に追い込まれ、今では清水清三郎商店が鈴鹿で唯一の酒蔵になってしまいました。
杜氏の内山智広氏率いる若い蔵人のチームワークで、小規模で丁寧な酒造りを行なっています。「作」という酒名には、「造る人だけでなく、お客様の口に入るまで携わった全ての人たちで作り上げる酒」という意味が込められています。
現代の多彩な食と調和をスムーズに演出する「華のある」酒質を目指しており、国内外のコンテストでも賞を総なめ。2016年のG7伊勢志摩サミットでは乾杯酒にも選ばれました。サッカー元日本代表の中田英寿さんもその味に惚れ込み、蔵を訪れています。
清水清三郎商店株式会社について
蔵元名 | 清水清三郎商店株式会社 |
所在地 | 三重県鈴鹿市 |
代表銘柄 | 作(ざく) |
銘柄の由来 | 酒造りは蔵で瓶詰めして終わりでなく、それを扱う酒屋、飲食店、そして飲み手によって「作」られ続けているという想いのもと、「作(ザク)」と命名。ガンダムファンにも人気です。 |
主な受賞歴 | 2009年、「恵乃智」がJAL国際線ビジネスクラス機内酒に採用。 2009年、International Wine Challengeにて「大吟醸」が金賞受賞。 2012年、SAKE COMPETITION にて「玄乃智」が純米酒部門で第2位を獲得。 2013年、全米日本酒鑑評会で「玄乃智」が 金賞受賞。 2013年、SAKE COMPETITION にて出品酒中最多の4種類が3部門でトップ10入り! 2014年、ワイングラスでおいしい日本酒アワードで地元銘柄「鈴鹿川」が金賞受賞 2016年、G7伊勢志摩サミットの各国首脳の食事会で「智」が乾杯酒に選ばれる |
こだわり | 鈴鹿の酒の歴史は古く、その起源は神話時代まで遡ります。倭姫命が天照大神の命を受け、鎮座場所を現在の伊勢神宮に定めるまでの行幸の様子を書いた「倭姫命世記」(768年)に「味酒(うまさけ)鈴鹿国」の記述が見られます。このことから、都から伊勢神宮への道中にあたる鈴鹿の酒は美味しいということが当時の人々の間で広く認知されていたことが窺えます。今は鈴鹿で生まれ育った若き杜氏が史実に負けない「味酒」(うまさけ)を精魂込めて醸し続けています。 |