日本酒の飲み方 日本酒紹介 日本酒を知る 投稿日:2023年06月26日(月)

悪酔いする?太りやすい?日本酒嫌いでも美味しく飲むコツや好相性の料理

さくら酒店編集部

日本酒の味や香りが得意ではない方や、二日酔いしやすい、太りやすいといったネガティブなイメージを理由に苦手意識を抱いている方は少なくありません。

しかしながら、日本酒の種類や飲む際の温度、使用するグラスなどによってその香りや味わいは変わるため、ひと工夫で美味しく味わえるようになったと感じる方も多いです。
また、二日酔いや悪酔いも飲む際の工夫で予防することができます。

そこで今回は、日本酒嫌いの方に向けて日本酒を美味しく楽しむためのポイントを詳しく解説します。
日本酒のおいしさを引き立てる料理についても、日本酒の味の特徴ごとにご紹介するので、ぜひ素敵な晩酌に本記事をお役立てください。

日本酒が嫌いと感じる理由6選

日本酒が嫌いだと感じるよくある理由を6つご紹介します。
なんとなく日本酒に対して苦手意識がある方も、ご自身がどんな理由で嫌いだと感じているのかを知ることで、美味しく味わえる銘柄や飲み方と出会える可能性もあるので必見です。

①悪酔い・二日酔いしやすいと感じる

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日本酒を飲むと悪酔いする、翌日にアルコールが残ってしまうという理由で嫌厭する方もいます。
日本酒はチューハイやビールと比べるとアルコール度数が高いため、同じようなペースで飲むと酔いが回りやすいです。

また、日本酒は醸造酒なので焼酎などの蒸留酒と比べて栄養素や旨み成分が豊富に含まれており、その分アルコールを分解するためにより長い時間を必要とします。

そのため、味自体は好きでも体調不良に繋がってしまうため、泣く泣く飲むのを控えてい
るという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

②太りやすいイメージがある

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ダイエット中の方や食事制限をされている方などは、日本酒は太りやすいので好きではないというケースがあります。

特に近頃耳にする機会も増えた糖質制限という観点で考えると、お米でつくられており甘みの強い日本酒は好んで飲まないという方も多いです。

③アルコール臭が苦手

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飲んだ時に感じるアルコール臭さが得意ではないという理由で、日本酒を嫌厭される方も少なくありません。

特に普段はカクテルなどのあまみやフルーツなどのフレーバーが強いお酒を好む方の中には、日本酒のアルコール臭が苦手という方は多いです。

④日本酒特有の味が苦手

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日本酒は香りや風味が強く、他のお酒とは異なる独特な味わいが好みに合わないという方もいます。

一括りに日本酒といっても使用する原材料や精米歩合、熟成期間などによって味や香りが大きく変化します。
また比較的味の振り幅が大きいからこそ、銘柄によっては好き嫌いがはっきりと分かれるというケースも考えられます。

⑤香りが強すぎて料理と合わせにくい

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お酒は食事と一緒に楽しみたいという方の中には、日本酒の香りは料理の味を邪魔してしまうと感じ、好んで飲まないというケースもあります。

日本酒はお酒の中でも香りが強いので、合わせる料理や銘柄によってはお互いの香りや味わいを打ち消しあってしまう場合があります。

日本酒に限らずお酒は食事とのマリアージュで味わいの変化を楽しめるからこそ、利用シーンによっては日本酒が好みに合わない方もいるでしょう。

⑥種類が多すぎて選びにくい

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純米や大吟醸、本醸造など日本酒は細かく種類に分かれており、あまり馴染みがない人にとっては敷居の高いイメージがあるかもしれません。
また銘柄の名前も読み方が難しいものが多く、全体的に種類が多くてよく分からないと感じる方も多いのではないでしょうか。

以前飲んで苦手と感じて以来、別のものを試そうにも種類が多くて分からず、そのまま嫌厭しているケースも考えられます。

日本酒による悪酔い・二日酔いを防ぐポイント

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日本酒を飲むと悪酔いしやすい、二日酔いになりやすいという理由で嫌厭される方も少なくありません。

アルコールの分解能力は個人差が大きいですが、いくつかのポイントをおさえることで悪酔いを防ぐことに繋がります。

具体的には「和らぎ水を一緒に飲む」「ロックで味わう」「日本酒カクテルにアレンジする」という3つの方法がおすすめです。

和らぎ水とはいわゆるチェイサーのことで、日本酒を飲みながらこまめに水を飲むことが大切です。
体内の水分量を調節することで急激にアルコールが吸収されるのを防ぐことができるほか、ペースを落として飲み過ぎを防止することにも繋がります。

また、日本酒はグラスに注いでそのまま飲むだけでなくロックで楽しんだり他の飲み物と組み合わせてカクテルにしたりとアレンジしても美味しく楽しめるお酒です。

ロックグラスに氷を入れて味わう場合は、日本酒が冷やされすっきりとキレのある味わいが楽しめます。
時間の経過とともに氷が溶けて日本酒と混ざるので、度数の強いお酒が苦手な方でも飲みやすいでしょう。

日本酒カクテルには、ライムシロップと日本酒を合わせた「サムライ・ロック」や、トニックウォーターと合わせた「サケニック」などバリエーションが豊富です。
美味しいだけでなくアルコールを薄めることで飲み過ぎ防止にもつながるので、ぜひお試しください。

こちらの記事では日本酒のアルコール度数や二日酔いを防ぐポイントについてさらに詳しく解説しております。
おすすめの日本酒カクテルレシピについても紹介しているので、ぜひご参照ください。
▶︎日本酒のアルコール度数ってどのくらい?おすすめな飲み方やカクテルも紹介

日本酒は太りやすい?ダイエット中の方におすすめの飲み方

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お米から造られる醸造酒である日本酒は、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒と比べて糖質量が多いのは事実です。

しかしながらダイエット中でも美味しいお酒を飲みたいという方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、ダイエット中の方でも日本酒を楽しむポイントを解説します。

確かに日本酒は糖質量が多いですが、他のお酒と比べてアルコール度数が高く少量で満足しやすいです。
また日本酒は深みのある味わいを楽しめるものも多く、量より質を重視してじっくりと味わってみるとよいでしょう。

また日本酒100gあたりのカロリーは102kcalであるのに対して焼酎は203kcal、ウイスキーは234kcalです。
糖質ではなくカロリーで考えると、日本酒は比較的低めだといえます。
ダイエット中の方は糖質だけでなくカロリーについても考慮してみてもよいでしょう。

日本酒自体の糖質量やカロリーは変えることができませんが、一緒に楽しむおつまみや食事を意識することで食事全体で考えるとカロリーや糖質を低く抑えることができます。

冷奴や枝豆、刺身など一緒にいただく食べ物を工夫してみてはいかがでしょうか。

こちらの記事では特に糖質に着目して、ダイエット中の方にもおすすめの日本酒の飲み方をご紹介しています。
太ることを気にして日本酒を嫌厭されている方は、ぜひこちらもお役立てください。
▶︎日本酒は太りやすい?糖質を抑える日本酒の飲み方のコツ

日本酒の味わいを活かすおすすめの飲み方・シーン

同じお酒とはいっても、日本酒とその他のお酒とでは味の特徴や美味しい飲み方は異なります。
ここでは日本酒を美味しく楽しむことができる飲み方などを詳しく解説します。

日本酒の香りや味わいは温度で変化する

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日本酒はその温度によって香りや味わいが大きく変化するという特徴のあるお酒です。

5〜10度など常温よりも冷やすことで、香りが抑えられてすっきりとキレのある味わいが楽しめます。
30〜40度程度ではアルコールが少し和らぎ、香りや味に膨らみが生まれます。
また、45〜50度まで加熱することで甘みや香りにボリューム感が出て、アルコールが飛ぶ分まろやかな味わいに変化します。

日本酒の香りが苦手な方は冷やし、アルコールを和らげたい方は加熱してみると、美味しく味わえるでしょう。

グラスの選び方や注ぎ方も重要

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実は使用する酒器を変えることでも、日本酒の味わいを変化させることが可能です。

食品は空気に触れることで味が変わるものも多いですが、日本酒の場合もデキャンタや片口などの容器に移し替えてからグラスに注ぐことで味が変化します。
香りが強すぎると感じた際には、2つの容器を使って何度か移し替えてみてもよいでしょう。

また、逆に香りをもっと強めたい方には飲み口の口径が比較的すぼんでいるグラスで飲むのもおすすめです。
ワイングラスだとブルゴーニュタイプ、ウイスキーだとテイスティンググラスのような、香りをグラスの中に留めておけるような容器はより香りを楽しむことができるでしょう。

合わせる食事や晩酌時のおつまみでも楽しみ方が変化する

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お酒を楽しむ際には、一緒に味わう食事やおつまみも重要です。

香りや甘み、酸味などを引き立て合う食材と一緒に飲むことで、日本酒が苦手だったけれど美味しく味わえたという方も少なくありません。

反対に日本酒とはあまり相性のよくない食材と合わせたことで、それぞれの魅力が半減してしまっていたという可能性も考えられます。

次に日本酒と相性のよい料理やおつまみをご紹介するので、ぜひ一度マリアージュをお試しください。

【種類別】日本酒の種類と相性抜群の料理&おつまみ

日本酒の通販サイトやパッケージ、店頭のポップなどには、そのお酒の味や香りが記載されている場合が多いです。

ここではよく用いられる日本酒の味わいの特徴ごとに、相性のよい食材や料理をご紹介します。

フルーティな香りの日本酒にはあっさり系の料理

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日本酒のパッケージや宣伝文には、その香りや風味を果実にたとえているものも多くあります。

そんなフルーティで爽やかな味わいが魅力の日本酒には、お刺身やカルパッチョなどあっさりとした料理がよくあいます。
白ワインと白身魚をあわせるように、フルーティな日本酒には同じくさっぱりとしたお料理を組み合わせてみてください。

ふくよかな米の旨みが楽しめる日本酒にはしっかりめの味付け

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純米系に多いお米ならではのふくよかな味付けが魅力の日本酒には、煮物などしっかりと食材に味が染み込んだ料理をあわせるのがおすすめです。

お米の旨味が凝縮されたお酒なので、ついつい白米が欲しくなるような料理やおつまみと相性が抜群です。
和食に限らずバターをつかった料理などもあうので、食事時には万能なタイプといえます。

複雑でボリューム感のある古酒には旨味が強い料理

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熟成期間の長い古酒系の日本酒には、旨みの強いステーキなどの肉料理や味噌を活かした料理、麻婆豆腐などの濃い味付けの料理がぴったりです。

香りも旨みも強いお酒なので、肉などの主張が強いメインディッシュにも引けを取らないおいしさを味わうことができます。

脂っこい食事や味の濃い食事は食べ続けているとしつこさを感じてしまうこともありますが、日本酒らしい華やかな香りで口をリセットすることで最後まで美味しく食べ進めることができるでしょう。

日本酒カクテルで美味しくアレンジ

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日本酒は一緒に味わう食材とのマリアージュだけでなく、他の飲み物と組み合わせてさまざまなカクテルとしても楽しめるお酒です。

水割りやお茶割りといったシンプルな組み合わせだけでなく、トニックウォーターやグレープフルーツジュース、コーヒーなど少々意外な組み合わせまで多数のレシピがあります。

お酒が苦手な方にとっては、アルコールを薄めることで日本酒を気軽に楽しみやすくなるでしょう。

こちらの記事では日本酒カクテルのレシピを多数ご紹介しているので、気になるものを試してみてはいかがでしょうか。
▶︎新感覚!?どんな方でも楽しめる日本酒カクテルや日本酒の割り方を解説

まとめ

日本酒が苦手だと感じる理由には、味や香りが得意ではないという方から、カロリーや二日酔いを気にして嫌厭しているという方まで人によってさまざまな事情が考えられます。

一括りに日本酒といっても種類によってその味わいは全く異なるので、別の種類の日本酒に挑戦してみるのもおすすめです。
温度や容器を変えることでも香りや味に強弱をつけることができるほか、水割りやお茶割りなどご家庭にあるものと組み合わせてアレンジするのもおすすめです。

また、一緒にいただく料理やおつまみとの相性も重要なポイントなので、今回ご紹介した内容を踏まえて食材と日本酒のマリアージュに注目して味わってみてはいかがでしょうか。

さくら酒店オンラインショップでは幅広い香りや味わいの日本酒をご用意しております。
ジャンルやお好きな味わいで検索もできますので、とっておきの1本を見つけてみてはいかがでしょうか。
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