岐阜の地酒と絶品割烹 マリアージュ会【お刺身と揚物 編】
「日本イベント企画株式会社」さんからご依頼を受けて行った
「中山道17宿歩き旅」の春のプログラム
今日はそのなかでお出しした「お刺身と揚物」をご紹介します。
岐阜県は海がない県なので、今回は海の食材はひとつもありません(笑)
お刺身も、今回は鮒!
鮒の真砂和え 辛子酢味噌 × 「百十郎 黒面 純米大吟醸」
養老町の鮒とその卵を、辛子酢味噌でいただきました。
目次
「鮒のお刺身なんて初めて食べたけど
全然臭くなくて、美味しいね!」
「合わせてる百十郎がドライだから
酢味噌も洗い流してくれるね」
鮒って、どうしても臭いイメージありますよね?
今回、新鮮で下処理をしっかりと施したうえで
辛子酢味噌でいただくことと
ドライでキレの良いタイプである百十郎を合わせたことで
鮒の良い部分のみを感じていただけるような組み合わせに仕上がりました。
揚物「原木椎茸(加茂郡)・生木耳(きくらげ 岐南町)・ブロッコリー(岐阜市)
× 「竹雀 超辛口純米 うすにごり生」
運ばれてきた瞬間に部屋中に広がった椎茸のかぐわしい香り♬
生木耳の豊潤な香りとブロッコリーの甘さもたまりませんでした。
「これ、めちゃめちゃ合う!」
「揚物の油をスパッとやってくれるね、この竹雀は」
そうなんです。
最近私が揚物と合わせるときに考えているのが
油の切り方。
揚物はビール、って思う方多いでしょうか?
あれは発泡感と苦みで油を洗い流しているんですよね。
だから、食べて飲んだ後に口の中がさっぱりして
もう一口食べたい、飲みたい、となる。
でもそれはマリアージュとは言えないと思うんです。
ビールはあくまで洗い流しているだけ
(特に日本の大手さんが出しているラガータイプのピルスナービール)。
両方を引き立たせ合うのがマリアージュだと考えると
ドライな生酒(うすにごり)を組み合わせることは
生酒特有の青さ(若々しい渋み)がビールの苦みのような役割を担い、
キレのいいシャープさを持ったボディで油を切りながらも
食材の持つ旨味を日本酒の旨味で受け止めているので
食材の旨味が下支えされて増幅し、心地いいマリアージュと
そう言えると思うんです。
うすにごり、だと特にお米の旨味を感じますからね。
ご家庭で揚物をされた時には
よく油を切ったうえで
爽やかでドライな生酒を試してみてください。
日本酒王子
近藤 悠一
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