日本酒の飲み方 投稿日:2022年05月18日(水) 更新日:2022年11月11日(金)

新感覚!?どんな方でも楽しめる日本酒カクテルや日本酒の割り方を解説

さくら酒店編集部

日本酒の飲み方といえば、冷酒、常温(冷や)、そして燗酒を思い浮かべる方がほとんどだと思います。
しかし日本酒が苦手という方も美味しく飲めると、日本酒を割って飲むことを推奨している飲食店も存在します。

そこで今回は、日本酒の魅力を引き出す割り方や世界でも注目されつつある日本酒カクテルについて解説します。

メジャーな割り方はもちろん、少し変わった割り方についてもご紹介するので、ぜひお好みの割り方を見つけてみてください。

また日本酒を割る際のコツも合わせて解説するので、日本酒に苦手意識を持っている方はもちろん、「日本酒はストレートで飲んでこそ良さが分かる」と思われている方もぜひ参考にしてください。

日本酒って割っていいの?

“日本酒って割っていいの?”

日本酒は冷酒や常温(冷や)、熱燗のストレートで飲むのがイチバンと思われている方も多いと思いますが、日本酒は割るのがおすすめの飲み方とされていることも多いです。

むしろロックで割って飲むのを推奨している日本酒も存在します。

熟成古酒 山吹ゴールドはストレートはもちろん、ロックやソーダ割りで飲むことを推奨しており、それぞれ違った楽しみ方ができる日本酒です。
日本酒の種類によっては、このような種類の日本酒も存在するのでぜひ探してみてくださいね。

「熟成古酒 山吹ゴールド」はさくら酒店で購入することができます。
相性のよいおつまみについても合わせてご紹介しています。

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日本酒はほとんどが水割りで造られている

ほとんどの日本酒は「割水」という工程を経て造られています。

割水とは、酒質に合わせてアルコール度数と香味のバランスを調整するために貯蔵された日本酒に仕込み水を加える作業の事です。

普段飲んでいる日本酒のほとんどが、ある意味では日本酒の水割りと言っても良いでしょう。

日本酒の代表的な割り方

“日本酒の代表的な割り方”
日本酒の代表的な割り方についてご紹介します。

ロック

ロックとは、その名の通り氷を入れたグラスに日本酒を注いで飲む飲み方です。

日本酒の温度が氷によって下がるため、軽快なのどごしを楽しむことができます。
ロックに使う氷は家庭用冷蔵庫の氷ではなく純氷がおすすめです。

家庭用の製氷機の氷は溶けやすく、不純物が含まれていることも多いです。
意図しないレベルまで薄まってしまったりすることもあるので、コンビニなどで購入できる純氷などで試してみると良いでしょう。

水割り

水割りにすることで、アルコール度数が薄まり飲みやすくすることができます。
自分の好きな濃度にすることができるので、お酒が苦手という方にもおすすめの割り方です。

日本で主に使用されている軟水を使用するとさらに口当たりがまろやかになります。
日本酒の銘柄によっては仕込み水が販売されていることもあるので、仕込み水を使用することでより一層日本酒との一体感を楽しむことができます。

ソーダ割り

とある日本酒の蔵元さんもおすすめしているのがソーダ割りです。
シュワシュワとしたソーダの爽快感を感じながら飲むことができるので、特に暑い夏場におすすめです。

炭酸水以外にも甘いサイダーやコーラで割ると、日本酒の苦みを軽減することができるので、日本酒独特の苦みが苦手な方にも人気の割り方です。

お湯割り

寒い冬には、日本酒の香りをたっぷりと楽しむことができるお湯割りがおすすめです。

冷ましながら飲むため、飲むスピードをゆるやかにすることができ、体に負担をかけずに飲むことができますよ。

お湯の量を変えてお好みの濃度を見つけてみてください。

日本酒の少し変わった割り方

“日本酒の少し変わった割り方”

一風変わった日本酒の割り方についてご紹介します。
変わり種と侮るなかれ、日本酒と非常に相性が良い割り方なので機会があればぜひ試してみてください。

出汁割り

出汁割りとは、日本酒を出汁で割ったシンプルな飲み物です。
出汁割りが人気な理由は、旨味、甘味、酸味、苦み、塩味の5つの基本味が全て揃っているからだと言われています。

出汁割りにするときには、辛口の日本酒にすると出汁の味をしっかりと感じることができます。
七味を浮かべて飲むのがツウの飲み方とされています。

昔ながらのおでん屋さんなどではメニューに出汁割りと掲載されているところもあり、お手軽価格で楽しむことができます。

トマトジュース割り

日本酒をトマトジュースで割るだけで、レッドサンというお手軽なカクテルを造ることができます。

トマトジュースと割ることでアルコール度数を下げ、苦みを抑えることができます。
お酒が苦手な方はもちろん、健康を考えている方にもおすすめの割り方です。

柑橘系のフルーツ果汁割り

日本酒とスッキリとした柑橘系のフルーツを合わせると、飲みやすさ抜群のお酒になります。

100%のジュースを混ぜるのも良いですが、レモンやライムなどを絞って混ぜるのが特におすすめです。

スライスしたフルーツを添えると簡単におしゃれさが増すので、視覚的にも楽しむことができますよ。

果実酒割り

フルーツの香りが楽しめる果実酒と日本酒の相性は抜群です。

果実酒と割ることで、よりフルーティーさが増し飲みやすくなります。
日本酒が好きな方は日本酒を多めに、果実酒が好きな方は果実酒を多めにするなど、好みに合わせて割合を変えてみてください。

炭酸を加えたり、冷凍のフルーツを浮かべるのもおすすめです。

お茶割り

日本酒を緑茶やウーロン茶、紅茶などのお茶で割る、お茶割りもおすすめです。

お茶で割ることで、優しい口当たりになるため、どんな料理とも相性が良いのがポイントです。
食事中に楽しみたいという方に人気な割り方です。

日本酒が苦手でもハマっちゃう?おすすめ日本酒カクテルレシピ

“日本酒が苦手でもハマっちゃう?おすすめ日本酒カクテルレシピ”

日本酒が苦手という方でもハマってしまう、おすすめの日本酒カクテルのレシピをご紹介します。

日本酒カクテルは、若年層を中心に人気が高まっているので、ぜひ参考にしてお好みの組み合わせを見つけてみてください。

サムライ・ロック

1つ目のおすすめ日本酒カクテルは、サムライ・ロックです。
サムライ・ロックは日本酒をライムシロップで割って造るカクテルです。

作り方は
①日本酒(約60ml)とライムシロップ(約10ml)を氷が入ったグラスに直接注ぎます。
②軽くステア(かき混ぜる)すれば完成です。

日本酒とライムのスッキリとした味と、程よい酸味、ライムシロップの緑色を楽しむことができます。

霧の情景〜松島に吹く風〜

2つ目のおすすめ日本酒カクテルは、霧の情景〜松島に吹く風〜です。
霧の情景〜松島に吹く風〜は、仙台ロイヤルパークホテルのバーテンダーである田島さんが日本ホテル協会東北支部主催のカクテルコンペで優勝した際に創作した日本酒カクテルです。

浦霞 禅と、シークワーサーリキュール、リモンチェッロ、フレッシュライムジュース、ゆずピールを使用します。

作り方は
①ゆずピール以外の材料をシェイカーに全て入れ、シェイクするだけです。
②ゆずピールをお好みで振りかければ完成です。

香り高い浦霞 禅と、酸味の効いたシークワーサーリキュールやライムジュースは相性抜群でとても飲みやすいです。

サケ・マティーニ

3つ目のおすすめ日本酒カクテルはサケ・マティーニです。
サケ・マティーニは日本酒とドライジンで割って造るカクテルです。

作り方は
①ミキシンググラス(なければ大きめのグラス)に氷を入れ、日本酒とドライジンを入れステア(かき混ぜる)します。
②冷やしておいたカクテルグラスに注いで完成です。

通常のマティーニのようにレモンピールを加えたり、オリーブを沈めて飲むのもおすすめです。

日本酒の香りや味を楽しみたい方はクセのないジンと合わせるのがおすすめですが、大吟醸などのフルーティーなものと合わせるなら甘めのオールドトムジンなどを合わせるなど、自身の好みに合わせて組み合わせを試してみてくださいね。

抑えておきたい日本酒の割り方のコツ

“抑えておきたい日本酒の割り方のコツ”
知っておくとさらに美味しくなる、日本酒を割る時のコツについて解説します。

氷にこだわる

日本酒の味を落とさずに、割りたいという方は氷にこだわってみてください。
家庭用冷蔵庫の製氷機ではなく、純氷を使用するのがおすすめです。

純氷は不純物が混ざっていないため透明度が高く、溶けにくいためお酒を薄めない
という特徴があります。

純氷にするだけで、日本酒そのものの美味しさを長時間楽しむことができます。
見た目もよくなるので、大き目の氷を選ぶのもポイントです。

混ぜるときは静かに

日本酒を液体で割る時には、静かに混ぜることを意識しましょう。
ガシャガシャと雑に混ぜてしまうと、空気を含んでしまい温度が上がったり、味が変わってしまうことになります。

また、氷が割れてしまい余計に水分が入ってしまうことにもつながります。

炭酸を使用する場合は雑に混ぜてしまうと炭酸が抜けてしまうため、特に意識して静かに混ぜるようにしましょう。

炭酸の注ぎ方

炭酸を注ぐ際には、炭酸が抜けないようにゆっくりと注ぐようにしましょう。

氷が入っている場合、氷の方が炭酸水よりも温度が低いため、氷に当たると炭酸が抜けてしまいます。
できるだけ、氷を避けてゆっくりと注ぐのがポイントです。

材料の温度を近づける

材料の温度を近づけ、差を無くしておくのもポイントです。

冷たいカクテルの場合は特に、グラスやおちょこ、日本酒など使用する材料を冷やして、温度を近づけておきましょう。

どれか一つでも温度の差があると、氷が無駄に溶けてしまい、水っぽくなってしまいます。
自宅で制作するには少々ハードルが高いですがお酒本来の味を楽しむ為にも、押さえておくべきポイントです。

果汁100%のジュースを使用する

日本酒をジュースで割る際、特に理由がない場合はできるだけ果汁100%のジュースを使用するようにしましょう。

100%ジュース以外を使用すると、ジュースに入っている他の材料などの影響から意図しないテイストになってしまうことが多いです。

さらにフレッシュフルーツを使用した生ジュースを使用すると、鼻に抜ける香りが格段に上がるのでおすすめです。

まとめ

日本酒の新しい楽しみ方として、様々な割材を使用した割り方をご紹介しました。
日本酒と様々な割材を合わせることで、味わいの変化を楽しむことができます。

ロックや水割り、ソーダ割り、お湯割りなどのメジャーな割り方はもちろん、トマトジュース割りや果実酒割り、お茶割りなどの一風変わった割り方もとてもおすすめです。

日本酒を割ることでアルコール度数を下げることができ、お酒が苦手という方にもおすすめなのでぜひ本記事を参考に、お好みの割り方を見つけてみてください。

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