日本酒の飲み方 日本酒紹介 日本酒を知る 投稿日:2024年01月17日(水)

もっと美味しく飲みたい!日本酒の楽しみ方やアレンジ方法をご紹介

さくら酒店編集部

「日本酒を普段とは違う方法で楽しみたい」「せっかくの機会だからたまには日本酒を飲んでみたい」という方は多いのではないでしょうか。
中には「日本酒はあまり得意ではない」という方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは日本酒の楽しみ方や日本酒初心者の方でも手軽に試しやすいアレンジ方法をご紹介します。
普段お酒を飲まない方や日本酒に苦手意識のある方にもぜひ試していただきたい楽しみ方をご紹介しています。
また日本酒を楽しむために注意するべきこともあわせて解説していますので日本酒をいただく際には参考にしてみてください。

日本酒の種類

日本酒には様々な種類が存在しています。
日本酒は清酒と呼ばれるお酒に含まれます。
清酒は米、米こうじ、水を主な原料として造られています。
その中でも原料米が日本産であり、且つ日本国内で醸造された清酒を日本酒と呼びます。

日本酒は特定名称酒と普通酒に分類されます。
特定名称酒はさらに「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」に分けられ、これらの組み合わせによって様々な種類の日本酒が生まれます。

純米酒は米、米こうじ、水のみで造られた日本酒です。
お米本来の旨味や甘みが感じられやすいという特徴があります。
純米酒のうち、精米歩合と呼ばれるお米が磨かれて残った割合を%で表したものが60%以下のものは純米吟醸酒、50%以下のものは純米大吟醸酒と呼ばれることが多いです。
精米歩合が50%以下になっていても、あえて特別純米や純米吟醸と呼ぶ場合もあるので、このようなお酒に出会った場合は造り手の意図を感じながらいただくのも楽しみ方の一つです。

吟醸酒は米、米こうじ、水に加えて醸造アルコールが添加されて造られています。
原料を低温でゆっくりと発酵させる「吟醸造り」で醸されています。
吟醸酒は精米歩合が60%以下と定義されています。

本醸造酒は吟醸酒と同じく、米、米こうじ、水、醸造アルコールで造られます。
本醸造酒は精米歩合が70%以下のものと定義されています。
さらに、醸造アルコールの添加量が原料に用いる米の重量の10%未満と決められています。

日本酒はここで説明したものから製法等の違いによって更に細かく分類することができます。
日本酒の種類について更に詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

【名前別】様々な日本酒の種類と特徴・造り方を徹底解説

日本酒の楽しみ方

日本酒が好きで普段からよく飲む方にも、あまり日本酒を飲まない方や日本酒に苦手意識のある方にもぜひ試してほしい日本酒の楽しみ方をご紹介します。

日本酒の種類にこだわる

上記の日本酒の種類でもご紹介した通り、日本酒には様々な種類が存在し、その味わいも様々です。

日本酒初心者の方は、フルーティーなものが多い吟醸酒や甘口のお酒が飲みやすいため、おすすめです。
またスパークリング日本酒も度数が低く設定されているものや女性向けに造られたものもあり非常に飲みやすいです。

日本酒王子 近藤悠一
特に日本酒初心者の方やフルーティーなお酒が好きな方には、花や果実の香りのするモダンスタイルの日本酒がオススメです。
忖度なしでご紹介している動画も有りますので、そちらもご覧ください。

スパークリング日本酒について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
https://sakurasaketen.com/?post_type=blog&p=9122&preview=true

温度を変えて楽しむ

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日本酒は温度を変えることで同じ銘柄でも違った味わいを楽しむことができます。
日本酒は以下のように温度帯によって異なる名称がつけられています。

冷酒の場合は以下のように名前がつけられています。

名称温度帯特徴
雪冷え5℃前後すっきりとした爽快な喉越しが楽しめる
花冷え10℃前後雪冷えより柔らかく、日本酒特有のキレがより際立つ
涼冷え15℃前後日本酒の香りが引き立ち、季節を問わずに飲みやすい

燗酒の場合は以下のように名前がつけられています。

名称温度帯特徴
日向燗30~35℃やわらかい飲み口、ほんのりとした香りが楽しめる
人肌燗35~40℃人肌と同じくらいの温度で、酒米の香りが引き立つ
ぬる燗40~45℃ふくよかな香りと旨味が引き立つ
上燗45~50℃引き締まった香りとふくらみのある味わいが楽しめる
熱燗50~55℃キレのある味わいが楽しめる
とびきり燗55℃以上最も辛味を感じやすい

日本酒は温度が5℃違うだけでも味わいに差が出るといわれています。
ぜひ普段と温度を変えて日本酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。

日本酒王子 近藤悠一
温度を変えるだけで全く表情が変わるのが日本酒の面白いところです。それぞれのお好みの温度を見つける、というのも日本酒を楽しむ醍醐味かもしれませんね。

飲み比べをする

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飲み比べをすることも日本酒を楽しむ方法の1つです。
香りや味わいの違いを意識して飲むことで、それぞれの銘柄の個性が感じられます。

同じ銘柄の中でも純米吟醸酒や純米大吟醸酒など種類が違うものもありますので、ぜひ自分のお気に入りの1本を見つけてみてください。

日本酒を割って楽しむ

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日本酒はそのままでいただくイメージが強い方も多いでしょう。
しかし、日本酒を割っていただくことで新感覚の味わいを楽しむことができます。
日本酒はアルコール度数が高いので飲みにくいと感じている方にぜひおすすめしたい飲み方です。

日本酒王子 近藤悠一
日本酒はそのままで冷やして飲まないといけない、というイメージが古くからあるかもしれません。
もっと自由に、それぞれのお好みでアレンジして遊んで楽しむことのほうが今後の日本酒業界にとってもいいと感じています。
ぜひ皆さんも色々試してみてくださいね!

氷を入れたグラスに日本酒を注いでいただくロックや、水割り、ソーダ割り、お湯割りなど様々な方法で日本酒を楽しむことができます。
少し変わった割り方として出汁割りや果実酒割り、お茶割りなどでいただいてみても、また違った味わいが発見できて楽しいでしょう。

日本酒の割り方についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

新感覚!?どんな方でも楽しめる日本酒カクテルや日本酒の割り方を解説

器にこだわる

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日本酒は入れる器によっても味わいや香りが変化します。

日本酒を入れる器にはガラスや陶器、磁器など様々な素材があり、また形状も器によって様々です。

常温や燗の日本酒をいただく際におすすめの器は磁器や陶器です。
磁器でいただくとすっきりとした口当たりになり、陶器でいただくとやわらかな口当たりになります。

日本酒王子 近藤悠一
陶器のなかでも、○○焼と言われる産地の違いによって硬さや空気の浸透性なども変わってきます。
その違いも楽しめたら最高ですね。

冷酒やスパークリング日本酒などはガラス製のグラスやシャンパングラスなど、見た目も涼やかになるものがおすすめです。

さくら酒店のオンラインショップで販売されている全ての日本酒にはおすすめの酒器が記載されています。
日本酒を楽しむ際にぜひ参考にしてみてください。
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料理と一緒にいただく

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日本酒は料理と一緒に頂くことでさらに美味しく感じられるものも多いです。
日本酒は日本食に合うように造られているものが多いのではないかと考える方も多いかもしれませんが、実は日本食以外とも相性抜群の日本酒はたくさん存在します。

日本酒王子 近藤悠一
和食だけでなく、フレンチやイタリアンのお店での日本酒会をのべ100回以上開催してきました。
ワインも好きでよく飲みますが、日本酒のペアリングの特長は、特にお料理の持っている要素を下支えして引き立ててくれる名脇役だなということです。

食事をしながら楽しむお酒は「食中酒」と呼ばれています。
食中酒には飲み疲れしないものや、料理と一緒にいただくことで相乗効果が生まれるものが多いです。

食中酒について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

食中酒ってどんなお酒?食中酒にぴったりな日本酒もご紹介

日本酒と料理の基本的なペアリングにはいくつかのポイントがあります。
まず、似たもの同士を組み合わせる方法です。
すっきりとした日本酒に冷奴などの優しい味わいの料理などを合わせることで、双方の個性を打ち消し合うことなく相乗効果が生じて美味しくいただけます。

逆に、正反対のもの同士を組み合わせる方法もあります。
例えば天ぷらなどの油っぽい料理にさっぱりとした味わいの日本酒を合わせることで、口内の油をすっきりと流しつつ旨味を残し、バランスがよくなることがあります。

日本酒と料理のペアリング方法についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
https://sakurasaketen.com/?post_type=blog&p=8673&preview=true

さくら酒店で販売している日本酒には相性の良い料理が記載されていますので、日本酒を頂く際にぜひ参考にしてみてください。
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日本酒のラベルをコレクションする

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飲んだ日本酒のラベルをコレクションするという楽しみ方もあります。

今まで飲んだ銘柄のラベルを瓶からはがし、画用紙に貼るなどしてコレクションします。
日付や味わいの感想などを一緒に記載しておくことで思い出にもなりますし、後から見返したときに日本酒を買うきっかけにもなるでしょう。

日本酒のラベルは、瓶ごと水やお湯につけてはがす方法や上記やドライヤーの熱ではがす方法などで、簡単に瓶からはがすことができます。

こちらの記事ではラベルのはがし方からコレクションする方法まで詳しくご紹介しています。
https://sakurasaketen.com/?post_type=blog&p=8674&preview=true

産地に着目して楽しむ

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日本酒は原料にお米が使われています。
そのため蔵元によっては地元産のお米に強いこだわりをもって日本酒を醸造していることも多いです。

原料米の産地に着目して日本酒を選んでみるのも日本酒を楽しむ方法の1つです。
同じお米を使用している場合でも、栽培する地域によって異なる個性を持つこともあります。
そのため産地の違う同じお米を使用している日本酒を飲み比べすることも楽しいでしょう。

日本酒を楽しむ際に注意するべきポイント

飲み比べをする際などには特に、飲む量が多くなってしまうことも多いでしょう。
日本酒をいただく際に注意するべきポイントをご紹介します。

和らぎ水を飲む

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日本酒をいただく際は必ず和らぎ水も一緒に飲むことが大切です。
和らぎ水とは日本酒の合間に飲む水を指します。

日本酒王子 近藤悠一
この「和らぎ水」という言葉、素敵ですよね。その場の酔いも和らぐし、翌日の二日酔いも和らげることができます。お酒の会の時は必ずお客様にはお酒と同じくらいかそれ以上の和らぎ水を飲んでいただくようにオススメしています。

和らぎ水を飲むことで深酔いを防いだり、口の中をリセットできるため、日本酒や料理の味をより楽しむことができたりなど、多くのメリットがあります。
またアルコールには脱水作用があるため、和らぎ水によって脱水症状を防ぐことができます。

飲みすぎに注意する

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お酒全般に言えることですが、飲みすぎには注意しましょう。

特に日本酒は酎ハイなどに比べてアルコール度数が高いので、少量で酔ってしまうこともあります。
お酒が弱い方や普段あまりお酒を飲まない方は、少量をゆっくりと楽しみましょう。

まとめ

日本酒の楽しみ方をご紹介しました。

日本酒の種類や原料の産地に着目して商品を選んだり、同じ銘柄でも温度や器を変えたりすることで様々な楽しみ方ができます。
日本酒の味わいの印象をガラッと変えたい場合やアルコール度数を低くしていただきたい場合などは、日本酒を割ることもおすすめです。

日本酒をいただく際にはくれぐれも飲みすぎには注意しましょう。
和らぎ水を飲みながらゆっくりと日本酒をお楽しみください。

さくら酒店オンラインショップでは種類豊富な日本酒を取り扱っております。
おすすめの温度や器、温度、さらに相性のよい料理も記載していますので、ぜひ日本酒を楽しむ際に参考にしてみてください。

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