日本酒の飲み方 日本酒紹介 日本酒を知る 投稿日:2023年04月08日(土) 更新日:2023年07月26日(水)

お花見にぴったりのお酒とは?花見酒の選び方とおすすめの日本酒をご紹介

さくら酒店編集部

「美味しいお酒を飲みながらお花見がしたい」と考える方は多いのではないでしょうか。
コロナ禍も徐々に落ち着いてきており、今年こそはお花見に行きたいと計画を立てている方もいらっしゃるでしょう。

ここでは花見や花見酒の歴史、そしてお花見におすすめのお酒の選び方について解説しています。
特に花見酒にぴったりな日本酒について、具体的な銘柄もご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

花見がより楽しくなる!花見と花見酒の歴史

日本の花見と花見酒には長い歴史があります。
ルーツを知らずに花見をするより、歴史を知ってから楽しむことで風景も味もまた違ったものが楽しめるでしょう。
花見と花見酒の歴史をご紹介します。

花見の歴史

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桜の花見の発端は平安時代にさかのぼります。
平安時代から花見の文化があったと聞くと驚く方も多いのではないでしょうか。

源氏物語の「花宴(はなのえん)」で天皇主催の恒例行事として桜の花見が存在したことが書かれています。
「花見と言えば桜」と言われるようになったのが平安時代です。
平安時代以前は梅や萩などの花を愛で、宴会が開かれていたことが知られているため「花見」のルーツはかなり昔から存在していたことが分かります。

花見は貴族だけではなく、農民にとって大切な季節行事として執り行われてきました。
春になると田の神が山からおりてきて桜の木に宿ると信じられていたため、豊作祈願として食べ物を供えたり花の咲き方を見てその年の稲の収穫を占ったりしていたとされています。

花見酒の歴史

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古くから宴会では日本酒が飲まれてきました。

花見酒の始まりには有名な武将、豊臣秀吉が関与しています。
1598年、豊臣秀吉らによって京都で「醍醐の花見」が開かれ、その宴会を盛り上げるために日本全国の日本酒が集められました。
桜の木の下で日本酒を飲み交わしたこの「醍醐の花見」こそが花見酒の始まりと言われています。

はじめは神に捧げることを目的として日本酒が造られていましたが徐々に庶民にも広がり、花見のみならず日本文化において欠かせないものとなりました。

花見におすすめなお酒3選

桜を見ながら飲むお酒は普段よりも格別に美味しく感じるという方も多いのではないでしょうか。
花見酒としておすすめのお酒を3選ご紹介します。

日本酒

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平安時代から桜を見ながら日本酒を楽しむという文化が存在したように、現在も花見酒として日本酒は定番となっています。
春限定で登場する日本酒も多く、花見酒用として市場に出されるものもあります。
春らしい華やかなラベルの商品も多いです。

ビール

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ビールも花見酒として多くの方から選ばれています。
花見だからこそ普段は飲まない特別なビールを選ぶ方も多いようです。
桜の木の下で飲むビールはより一層美味しく感じられるでしょう。

焼酎

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花見と一緒に焼酎を楽しむ方も多いです。
果実や花を思わせるフルーティーな味わいが楽しめるものや、ピンク色などの春らしいラベルをまとった春限定商品も多くあります。

お花見のお酒を選ぶポイント

お花見の時こそ普段とは違ったものを選びたいという方も多いでしょう。
お花見の際に持参するお酒を選ぶポイントをご紹介します。

花見を盛り上げるデザインのものを選ぶ

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桜があしらわれているものや華やかな色味のラベルのものなど、花見を盛り上げてくれるデザインの日本酒を選ぶことも1つのポイントです。
花見ならではのものを選ぶと、気分も上がりやすくより一層お花見を楽しめるでしょう。
また限定品や写真映えするものもおすすめです。

縁起のよいものを選ぶ

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縁起のよいものや普段は飲まない高級なものを選ぶのもよいでしょう。

花見はもともと農民が豊作を願うためにおこなわれていた行事でした。
現在ではその意味こそ薄れてしまいましたが、花見は春から始まる新生活が縁起の良いものになるよう願いを込めておこなわれる行事の1つとなっています。

そのような場にふさわしい縁起がよい名前のお酒を選ぶこともおすすめです。
また普段飲むことない高級のお酒もこの機会に試してみてはいかがでしょうか。

こちらの記事では特別な日に飲みたい高級な日本酒30選をご紹介しています。
▶【予算別】ワンランク上のプレゼントにもおすすめ!珠玉の高級日本酒30選

常温でも美味しく飲めるものを選ぶ

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お酒の中には常温で楽しめるものも数多く存在します。
花見は屋外でおこなわれることが多いので、冷たいお酒を持っていこうとするとクーラーボックスなどに入れる必要があり荷物が増えてしまいます。
しかし常温で美味しいお酒であれば冷やすための道具を持っていく必要もなく、一番美味しい状態でお酒を楽しむことができます。

低アルコールなものを選ぶ

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普段あまりお酒を飲まないという方にも配慮して低アルコールのものを選ぶこともポイントの1つです。
また飲みなれている方でも盛り上がってつい飲みすぎてしまう可能性があるため、低めのアルコール度数のものを用意するとよいでしょう。

クセが少なく飲みやすいものを選ぶ

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低アルコールのものを選ぶ理由と同様に、普段あまりお酒を飲まない方でもお酒を楽しめるようクセが少なく飲みやすいものを選ぶのもよいでしょう。

こちらの記事では日本酒初心者の方や女性でも飲みやすい日本酒についてご紹介しています。
▶【特徴別にご紹介】初心者や日本酒が苦手な方でも飲みやすい日本酒15選

お花見にぴったりな日本酒10選

やっぱりお花見といえば日本酒、花見にぴったりな日本酒を探している方にご紹介します「

百十郎 桜 無濾過生原酒

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無添加乳酸菌発酵製法という方法で醸造された生原酒で、白桃やシトラスを思わせる香りが爽やかな春限定商品です。
フレッシュな旨味で芳醇でしとやかな酸が絶妙なバランスで食中酒としてお楽しみいただけます。
ピンク色のラベルが華やかで、春限定で登場する商品のため花見にぴったりの1本です。

名称百十郎 桜 無濾過生原酒
蔵元株式会社林本店(岐阜県)
アルコール度数16%
使用米ハツシモ(岐阜県産)
精米歩合55%
おすすめの温度帯8℃前後
定価1,925円(税込)/720ml

越州 桜日和

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画像出典:公式サイトより引用

軽やかな甘みと上品さを持つ2~4月限定出荷の吟醸酒です。
「桜のイメージに沿うような華やかさ」を求めて造られたもので、ぜひ桜を見ながら楽しんでいただきたい日本酒です。
アルコール度数は13%と比較的低めであるため、日本酒初心者の方や女性でも飲みやすいでしょう。
桜の花びらが描かれたラベルも職人の手漉きによって作られている越州シリーズの和紙が使用されています。

名称越州 桜日和
蔵元朝日酒造
アルコール度数13%
使用米千秋楽
精米歩合55%
おすすめの温度帯冷酒、常温
定価1,976円(税込)/720ml(朝日酒造HP)

寒紅梅 純米吟醸 山田錦50

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火入れをしているのにも関わらずもぎたての果実のようなフレッシュさが味わえる純米吟醸酒です。
華やかな香りとふくらみのある旨味、そして軽やかなキレが秀逸な1本をぜひ花見でもお楽しみください。

名称寒紅梅 純米吟醸 山田錦50
蔵元寒紅梅酒造株式会社
アルコール度数15%
使用米山田錦
精米歩合50%
おすすめの温度帯10℃前後
定価1,870円(税170円))/720ml

紀土 純米吟醸酒 春ノ薫風

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画像出典:Amazonより引用

その名の通り、春の風のようなやわらかな味わいが特徴的な純米吟醸酒です。
スパッとキレる後味が紀土らしく、ほんのりとした香りと余韻の苦味も相まって春にぴったりの1本です。
春の到来を祝う日本酒として、ぜひ花見酒にしてみてはいかがでしょうか。

名称紀土 春ノ薫風
蔵元平和酒造株式会社
アルコール度数15%
使用米五百万石
精米歩合麹米50%・掛米 55%
おすすめの温度帯冷酒、常温
定価1,265円(税込)/720ml

陸奥八仙 レイメイ40 light 純米大吟醸

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市場に出回っていない「レイメイ」という希少米を使用しており、特別感が感じられる純米大吟醸酒です。
精米歩合40%まで丁寧に磨かれ、やわらかい口当たりと酸が感じられます。
アルコール度数は13度と低めであるため、お酒の弱い方にもおすすめです。
1000本限定の流通ということもあり、花見など特別な機会にぜひお召し上がりください。

名称陸奥八仙 レイメイ40 light 純米大吟醸
蔵元八戸酒造株式会社(青森県)
アルコール度数13%
使用米レイメイ(青森県産)
精米歩合40%
おすすめの温度帯10℃前後
定価3,960円(税360円))/720ml

純米吟醸 特別限定 しぼりたて春のお酒 桜ほのか

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画像出典:公式サイトより引用

岡山県産の地元酒米「雄町米」を100%使用した純米吟醸酒です。
雄町米は酒米として有名な山田錦や五百万石などの親にも当たる酒米で、貴重な米として知られています。
ほのかに香る甘い香りと搾りたてのさわやかな味わいを楽しめます。

名称純米吟醸 特別限定 しぼりたて春のお酒 桜ほのか
蔵元室町酒造株式会社
アルコール度数15.3%
使用米雄町米
精米歩合60%
おすすめの温度帯冷酒
定価1,600円(税抜)/1800ml

三井の寿 純米吟醸 +14 大辛口

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山田錦を9合酵母で仕込んだ王道の組み合わせ、日本酒度+14と抜群の切れ味が特徴的な純米吟醸酒です。
有名漫画「スラムダンク」のユニフォームをオマージュしてつくられたラベルが目を引き、花見酒にすればスラムダンクトークで盛り上がること間違いなしです。

名称三井の寿 純米吟醸 +14 大辛口
蔵元株式会社みいの寿
アルコール度数14%
使用米山田錦
精米歩合60%
おすすめの温度帯【冷酒】10℃前後【燗酒】50℃前後
定価1,639円(税149円)/720ml

松竹梅白壁蔵「澪」PREMIUM<ROSE>スパークリング清酒

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画像出典:公式サイトより引用

宝酒造から春限定で登場するほんのりロゼ色の日本酒スパークリングです。
イチゴのような香りを生み出す酵母が使われ、甘酸っぱい味わいを楽しめます。
アルコール度数は5%と普段お酒を飲まない方でも飲みやすく、ラベルもプレミアム感のあるデザインで花見酒にぴったりのお酒です。

名称松竹梅白壁蔵「澪」PREMIUM<ROSE>スパークリング清酒
蔵元宝酒造株式会社
アルコール度数5%
使用米国産米
精米歩合55%
おすすめの温度帯【冷酒】0~5℃
定価1,980円(税込)/720ml

NIIZAWA 純米大吟醸 2022

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「花見の時こそ贅沢をしたい」という方におすすめの高級酒です。
350時間かけて自家精米し、世界最小級の精米歩合「7%」を実現しました、
限りなくクリアな味わいと、うっとりするほどの長く甘美な余韻をお楽しみいただけます。
大人数で割れば少額で楽しむこともできるため、花見酒としてぜひおすすめしたい1本です。

名称NIIZAWA 純米大吟醸2022
蔵元株式会社新澤醸造店(宮城県)
アルコール度数16%
使用米蔵の華(宮城県産契約栽培米)
精米歩合7%
おすすめの温度帯10℃~15℃
定価72,600円(税6,600円)/720ml

六十餘洲 純米 山田錦

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福岡国税局主催酒類鑑評会で第1位、米日本酒鑑評会で2年連続金賞受賞など多くの鑑評会で認められている純米酒です。
蔵元は長崎県の山々に囲まれた盆地に位置し、酒造りに最適な寒冷地で酒造りをおこなっています。
柔らかい旨味と芯の通った骨格が綺麗な食中酒です。

名称六十餘洲 純米 山田錦
蔵元今里酒造株式会社(長崎県)
アルコール度数15%
使用米山田錦(長崎県波佐見町)
精米歩合65%
おすすめの温度帯【冷酒】10‐15℃、 【燗酒】50℃前後
定価1,430円(税130円)/720ml

まとめ

花見酒としてビールや焼酎、ハイボールなど様々なお酒がありますが、花見や花見酒の歴史を知ると桜を見ながら日本酒を楽しみたいと考える方は多いのではないでしょうか。
実際に多くの方が桜の木の下で日本酒を片手にお花見を楽しんでいます。

花見酒としておすすめの日本酒は様々ありますが、春限定で楽しめる花見だからこそ日本酒も限定品や高級なもの、春らしいものを試してみてはいかがでしょうか。

さくら酒店オンラインショップでは花見にぴったりの日本酒を種類豊富に取り揃えております。
春限定のものやアルコール度数が低く普段お酒を飲まない方でも飲みやすいものなど多くの日本酒を取り扱っておりますので、ぜひ花見酒としてお楽しみください。
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